こんにちは、佐々木翠です。
蒸し蒸しした日が続きますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
今日のテーマは「雰囲気と人の関係」です。
避けてきた、騒がしい飲食店

先日、とっても久しぶりに近くのファミレスに行きました。
実は、全然行かなかったのには理由があります。
それは、とにかく落ち着かない場所だったこと。
ファミレスということを差し引いても、いつも店内が騒がしく、一緒にいる人の声が聞こえないほどでした。駅近という立地もあるのかもしれません。
とにかく、もうここには来ない。
そう思っていたのですが、 たまたまお店の近くに用事があり「しょうがない・・・」と入ることになりました。
騒がしいお店に起きた異変
覚悟して入ったのですが、しばらくして「あれ?」と思いました。
なんだか店内が静かなのです。
前と同じくらい混んでいて、時間帯も一緒で、入り口に順番待ちしている人もいるのに、です。
不思議に思って店内を見回してみると・・・
照明が前よりずっと暗く落とされています。

以前は、店内の隅々まで見渡せるようなピカピカの明るさでした。
今は、内装や座席もアレンジされて
席と席の間に簾(すだれ)のようなものがかかっています。
照明と内装で、お客さんの声のボリュームまで変わるとは。
素晴らしいビフォー&アフターに驚きました。
ちなみに、
部屋の雰囲気を「一瞬で」変えられるものが2つあって、それは音楽と照明だそうです。
(故スティーブ・ジョブスの伝記で読んだ気がしますが、出典は曖昧)
照明と内装がお客さんの言動を変えた
どういう経緯でインテリアが変わったのか、私には知る由もないですが、お店側が「騒がしくて安っぽいお店の雰囲気を変えたい」と狙ったのだとしたら、大当たりだったと思います。
お店は基本的に、お金を払って入ってくるお客さんを断れません。
うるさくされて迷惑だったとしても、きつく注意することもできません。
チェーン店であればメニューや価格帯を勝手に変えて、ターゲット客層を変えるなんてこともできません。
本当に大変だと思います。
でも、照明と内装というソフトな方法で、
客層やお客さんの言動をやんわり変えることができるのですね。
客層そのものが変わったのか、
客層は同じまま言動だけ変わったのか、
そこまでは分かりません。
でも雰囲気が変わったのは確かです。
なんとなく居心地が良かったせいか、 その日は、普段食べないデザートまで追加注文してしまいました笑。
自分も一つの店である

落ち着いた店には落ち着いたお客さんが
元気な店には元気なお客さんが来るように、
幸せな人には幸せな人たちが、
誠実な人には誠実な人たちが、
ずるい人にはずるい人たちが、
集まってくるといいます。
まさに類は友を呼ぶ、ですね。
そうだとすると、
人も、その人の雰囲気はそのまま周りへのメッセージとなって、似たような人々が集まるはずです。
自分を一つの店だとすると、一体どんなお店なのか?
そう言われるとドキッとしますが、
ファミレスの変身を目の当たりにして
いま一度我が身を振り返ってみようと思いました。
では、今日はこのあたりで。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
佐々木翠